りゅうじの学習blog

学習したことをアウトプットしていきます。

転職の思考法

今回は技術のアウトプットではなく、転職に関する書籍を読んだものをアウトプットします。

自分のマーケットバリューを知る

  1. 技術資産 例:どんな会社からも必要とされる高い技術力を持った人 ひとことで言うと、専門性
  2. 人的資産 例:どんな人とも仲良くなり、可愛がられる力を持った人 ひとことで言うと、人脈
  3. 業界の生産性 例:特に才能がなくても高い給与を貰い続けられる人 ひとことで言うと、一人当たりの粗利

伸びている業界で働いた経験には価値がある(マーケットバリューを高められる)

これは簡単に言うと一度ブームが来て爆発的に伸びた業界での経験が、そのブームの後追いの会社が経験者を求めるためです。

また、衰退していっている業界で働くことは、熱量を持って仕事をしていたとしても、マーケットバリューを高めることはできません。

衰退業界であるかの見極めの仕方

同業他社の動向を見ると良いです。自社だけでなく、競合を含めた全体が利益を落としているのは、マーケットが縮小している証だからです。

どの業界に身をおくか?がマーケットバリューを高めるという視点においては最重要だと言えそうです。

やりたいことはなくてもいい

まず、人には2種類のタイプがあります。

①to do型 何をするかに重きをおくタイプ 世の中に変革を起こす、会社を大きくするなどと、仕事の楽しみを語ります。

②being型 どんな人でありたいか、どんな状態でありたいかに重きをおくタイプ 尊敬できる人の元で働く、プライベートも充実させる、周囲に喜んでもらうなどを語ります。

①は何をするかにこだわり、明確な夢や目標をもち、やりたいことを見つけて突進していきます。例として、心からやりたいことを見つけろとか、無理だと思ってもチャレンジしろというような成功哲学を唱える人の多くがこのタイプです。

②の人は①を目指す必要は全くありません。

②の人が意識するべきは以下の二つです。

条件1・マーケットバリューを高めること

条件2・自分を信頼すること

条件1は前述した通りです。

条件2は②の人は仕事していく中で自分に嘘をついてしまいがちです。内心では価値がないと思っているものを売ったり、賛同できない周囲の意見に流されたり、これら全て、自分に対する嘘です。

嘘をゼロにすることは無理かもしれませんが、小さくしていくことは可能なので、ここを意識すると自分への信頼が高められます。

大事なのは転職よりも転職できるというカード

何がなんでも転職すべきだというわけではなく、選択肢を持つことが重要だと本書では説いています。

自分の棚卸しをしよう

やり方①

目的は自分自身を発見することです。

  • 自分はどんなことをしてきたのか?
  • 自分は何ができるのか?
  • 自分は何が得意で、何を好むのか?

やり方②再現性を見つける

ポイント

  • 客観的な事実(=数字)で語られているか
  • それがうまくいった理由が、その人のどういう頑張りなのか

転職するための5つのチャネル

チャネル

  1. ヘッドハンティングを受ける
  2. 転職エージェントに登録し紹介を受ける
  3. ダイレクトリクルーティング型のサービスを使う
  4. SNSなどのマッチングサービスを使う
  5. 直接応募、または友人から紹介してもらう

転職エージェントのビジネスモデルを知る

端的に言うと、エージェントさんも仕事で自分の成果報酬を得る目的があるので、その立場で利益を取りに行くのは当然のことなので、そこを理解しつつ付き合い方を考える事が大切だと説いています。

良いエージェント、ダメなエージェントを見分ける方法

前述の理由から決断を急かすようなことをエージェントが言う事もあるでしょう。

このとき一度立ち止まり、良いエージェントか自身の成果のみばかりを見ているダメなエージェントかを見分ける五箇条があります。

  1. 面接時、どこがよかったかだけでなく、入社する上での『懸念点』は何処かまでフィードバックしてくれる。こちらから『自分の懸念点はどこですか?』と問うこと。(エージェントに企業側の評価を聞いてもらい、人を大事にしている会社なら誰にでも当てはまる褒め言葉ではなく、納得できる答えを返してもらえるでしょう。懸念点を尋ねると、企業とエージェントの本音が透けて見えてきます。)
  2. 案件ベースでの『いい、悪い』ではなく、自分のキャリアにとってどういう価値があるかという視点でアドバイスをくれる
  3. 企業に、回答期限の延長や年収の交渉をしてくれる
  4. 『他にいい求人案件は、ないですか?』という質問に粘り強く付き合ってくれる(こちらのキャリアを考えていくれているのか売り物と考えているのかを見極めるためです。いい案件と悪い案件というのがエージェントにとっての利益が見込めるか否かであっては困るからです。)
  5. 社長や役員、人事責任者との面接を自由にセットできる(そのエージェントが企業の内部に精通し、人事や役員に信頼されて採用活動を支援しているかがわかります。)

会社選びの3つの基準

①マーケットバリュー(市場価値)

その会社で働くことによって、自分のマーケットバリューが高められるかを再確認します。他社でも通用する知識と経験を得られるか、さらには、その業界が今後も伸びていくか(業界の生産性)をしっかり見通します。

②働きやすさ

これはその人によって変わります。厳しくてもとことん成果を出すことに拘りたいのか、チームで協力して日々の業務を進めたいという人もいるわけで、自己を知り、会社での仕事の進め方や雰囲気が自分の求めているものであるかを見極めます。

③活躍の可能性

判断材料として、面接で人事担当者に次の質問をしてみると、その会社の実情が見えてきます。

  1. どんな人物を求めていて、どんな活躍を期待しているのか?
  2. 今一番社内で活躍し、評価されている人はどんな人物か?なぜ活躍しているのか?
  3. 自分と同じように中途で入った人物で、今活躍している人はどんな部署を経て、どんな業務を担当しているのか?

この質問の答えを聞いて、自分が活躍できるイメージを持てたなら、実際に活躍できる可能性は高いです。

逆に、中途入社で活躍している人物の名前がパッと出てこなかったり、重要な仕事が新卒社員に独占されている様子が伺えたら、思うように活躍できない可能性もあります。

20代、30代の現段階でマーケットバリューが低い人は、この『活躍の可能性』を重視する事をおすすめしています。

迷ったときは、未来のマーケットバリューをとる

会社選びで次の二つで迷った場合

  1. 給料が高く成熟している会社
  2. 今の給料は低いけれど、この先の自分のマーケットバリューを高められる会社

この場合、一時的に給料が下がったとしても、未来のマーケットバリューを最優先に考えた方がいいです。

それは、マーケットバリューと給料は時間差で一致するものだからです。

もし会社から引き止めにあったら

いくつかのケースが書かれていましたが、個人で判断すれば良いかと思います。

退職するときに気をつけたい3つの事

3つのNG行為

  1. 最後に会社の不満をぶちまける
  2. 退職理由は、言っても言わなくてもよい
  3. 引き継ぎ、その後の人間関係にも配慮する

転職で活躍できる人、できない人の違い

前職の知識や文化を忘れる事です。

新たな業界の文化を溶け込める人が活躍できます。

最後に

感覚で物事を選んできた自分にとっては学べるところが多かった書籍でした。

勧めて頂いた事がきっかけで読んだので、紹介してくれた方に感謝しています。