プロトコル(通信プロトコル) ネットワークの世界で、パケットを処理するときの約束事
プロトコルで決まっていること
- 物理的な仕様 LANケーブルの素材やコネクタの形状、そのピンアサイン(ピン配列)に至るまで、ネットワークにおいて、目に見えるものは全てプロトコルで定義されています。
送信相手の特定 ネットワークの世界で、現実の世界と同じように住所を割り当てて、送信相手を区別しています。
パケットの転送 細かく分けたパケットを相手に送るためにヘッダーにはどんな情報があってどんな順序でやりとりするかが定義されています(たくさんの情報が入っている) そのパケットを届けるために自分と相手のコンピューターの間にあるネットワーク機器がヘッダーを見てバケツリレーの様に転送していきます。
信頼性の確立 パケットは世界中に張り巡らされたネットワークに乗って、ありとあらゆるところを駆け巡っているので、いつどこでどんなときにパケットが壊れたりなくなったりするかわかりません。それでも大丈夫なようにエラーを通知したり、データを再送したりする仕組みを提供しています。また、有限なネットワークリソースがパケットでいっぱいになって、溢れてしまわないための仕組みも提供しています。 通信が多くなる時間帯に通信が重くなったりするのは、限られたネットワーク帯域をみんなで共有できるように、ネットワークで制御されている為です。
セキュリティの確保 プロトコルは、重要な情報を安心してやり取りできるように、正しい通信相手であるか認証し、通信を暗号化する仕組みを提供しています。ログインの時はwebブラウザが接続先のサーバーが正しい通信相手であるかをしっかり確認した後、ユーザー名とパスワードを暗号化して送信します。
ここまでまとめ
プロトコルとは … 約束事の名称
パケットという小分けにしたデータを安全に処理するための約束事
例えてみました
プロトコルはネットワーク上での、交通ルールで、これを守るから事故などを起こさずに送ったものを届けることができる。信号があったり、時には渋滞もするから、送信に時間がかかる事態にもなるが、それは安全に届ける為に交通ルールを守っている為です。ヘッダーは伝票に当たるものだと思います。伝票に相手の住所を記載してあるから、送信者も受信者もその届け先が合っていると判断できると思います。
参考
本書のみ